心と体は繋がっているとよく言いますが、これほど身をもって実感したことはありませんでした。
前回の記事でも書きましたが、先日父を突然亡くし、相当な精神的ダメージを受けました。
それまでは体調も良く、鍼とウォーキングのおかげかよく食べられるようになっていたので、機能性ディスペプシアはこのまま終息するのではと期待していました。
ところが、父の一報を受けたその日、体調が一気に崩れていきました。
あれほど快調だったのにたった一日でガラッと変わってしまったんです。
胃は重く、全く動かない。
そして久しぶりに襲ってきた辛い吐き気。
慌てて薬を飲んだけど、強い症状が出てしまってからでは全く効きませんでした。
胃の不調だけではなく、頭痛、動悸、息苦しさにも襲われました。
これは困った・・・しばらく葬儀の打ち合わせなどで忙しくなるのに・・・
訃報を聞いて訪ねてくれた方の対応をしないといけないのに・・・
何より、父を見送ることに集中したい・・・
せめて吐き気だけでも抑えられたら・・・
そう思った私がしたこと。
それは「動くこと」です。
思えば父が亡くなった日、私は一日中背中を丸めて座っているだけでした。
ほとんど動いていなかったと思います。
鍼灸師さんに一番やってはいけないと言われていたことです。
精神的ダメージはストレスとなり胃にもダメージを与えます。
その上、一日中背中を丸めていては追い打ちをかけるようなものです。
ここ最近、体を動かすことで胃の動きが良くなっているのを実感していた私。
このままではいけない・・・また元に戻ってしまう・・・体を動かさなければ・・・!
とにかく動く。動けば内臓も動く
通夜までの数日はとにかくやることが多くバタバタとしていました。
そんな中でもウォーキングに行く時間だけは確保しました。
ウォーキングが一番胃の働きを良くしてくれると実感しているからです。
正直、ウォーキングなんて行く気になれませんでした。
でも今体調を崩すわけにはいかない・・・その一心で歩いていました。
不思議と歩くと気持ちが落ち着くような気がしたので、良い気分転換にもなりました。
そして暇さえあればストレッチをしました。
ストレッチをすることで体がガチガチに固まっていたことに気付きました。
すごく痛いんです。
肩、背中、腰、そして反り返るように伸びをしてお腹を伸ばすととても気持ちが良いです。
何かを深く考えるとつい体の動きが固まります。
なので、こうして意識的にストレッチで体を動かすようにしていました。
やることがないときは掃除をしました。
ストレスから逃れるように、とにかく掃除をしました。
ほとんど実家にいたので実家の掃除です。
年寄り夫婦のみの生活だったので、手の行き届かないところが多々ありました。
掃除をしていると父の物が目に入るので何とも言えない気分にもなりましたが・・・結構な運動量になるので、じっとしているよりは全然良かったと思います。
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こんな感じでとにかく動くことを意識していたら、体調が悪化することはありませんでした。
胃はすぐに調子を取り戻しました。
そして、通夜前日には鍼灸院に行き体調を整えました。
「何かストレスかかることありましたか?お腹が固くなってますね・・・脈もちょっと弱いです」
と言われました。
ほんとに鍼灸師さんてすごい・・・(゜゜)
経緯を話すと、体を動かしたのも良かったし、回復力が付いてきていることも悪化しなかった理由ではとも言われました。
何とか通夜・葬儀を終え、疲れがどっと出ましたが体調は今も悪くありません。
無事に父を送ることができて良かったです。。。
心のダメージでここまで体調が悪くなると思いませんでしたが、体を動かすことで乗り切れたのはある意味自信に繋がりました。
やっぱり体を動かすことは健康をもたらすんだなって。
今後も楽しく歩いていきます(^^)