更年期に入ってから今まで様々な症状に苦しめられてきましたが・・・
苦しむほどじゃないけどちょっと気になる症状があります。
それが胸の痛みです。
私は若い頃からPMS(月経前症候群)とは無縁で、何か不調を感じることもなかったし、胸が張るようなこともほとんどありませんでした。
ところが、更年期の症状に苦しむようになってから度々胸の痛みを感じるようになってきました。
特に生理前に痛いということもなく、痛みが出る状況に共通点は見当たりません。
乳がん検診は定期的に受けていますが異常なしです。
調べてみると、乳がんの場合は痛みを伴わないという記述が多く見られました。
だからと言って完全に安心することはできず・・・
ほんとに大丈夫なの?と不安になります。
そこで、不安な気持ちを払拭するためにも、更年期と胸の痛みについてきちんと調べてみることにしました。
更年期に胸の痛みを感じる理由
PMSで胸の痛みや心身の不調を感じる理由をご存知ですか?
症状のひきがねとなっているのは、排卵後に増加してくるプロゲステロンです。これは本来、妊娠を助けるホルモンなので、子宮内膜を柔らかくしたり体内に水分や栄養を溜め込んだり、妊婦さんが安静に過ごせるように眠気をきたすような生理的作用を担っています。そのため、生理前の時期はからだがむくみやすくなったり、便秘がちになったり、また体温も上昇したりと、体調が低下しやすいのです。
PMSが起こる原因はプロゲステロンの増加が原因のようです。
そして、更年期による胸の痛みも女性ホルモンの変動が原因とされているようなんです。
閉経が近くなるとエストロゲンが急激に減少し始め、プロゲステロンが急増してきます。
すると、乳腺組織の増大と血管の拡張が起こり胸の痛みを感じるようになります。
ホルモンの変動は個人差があるので、更年期の女性全てに胸の痛みが起こるとは限りません。
原理としてはPMSに非常に似ていますが、PMSはホルモンの変動は正常であり、更年期は正常なホルモンの変動ではありません。
私が、PMSはなかったのに更年期では胸の痛みを感じるようになったのは、この辺の根本的な違いが関係あるのかなと思いました。
おそらく、更年期によるホルモンの変動がかなり不安定なんだと思います。。。
乳がんの可能性はないの?
基本的に乳がんに痛みは伴わないと言われていますが本当でしょうか?
以前、北斗晶さんが乳がんを公表された際、「がんに気付く前から痛みがあった」とおっしゃっていました。
やはり乳がんに痛みは伴うのでしょうか?
実は、痛みは乳がんの症状ではありません。
乳房が張ったり、引きつれたり、または乳房に痛みを感じるのは、多くの場合、ホルモンのバランスの影響です。
といっても、ホルモンバランスが悪い、という意味ではありません。生理周期に乳房が張ることがあるように、ホルモンバランスが正常に変動していると乳房にも変化が起こるものなのです。
そのため、「痛みがないから乳がんではない」と考えるのは間違いです。反対に、痛みがあっても乳がんではない場合のほうが多いのです。
つまり。。。
乳がんと痛みはあまり関係がないというこのようです。
北斗さんのように痛みを感じて受診したらがんが見つかったというケースもあるようですが、そのほとんどはがんとは関係のない痛みであるとのことです。
北斗さんは、胸の引きつれが見て分かるくらいあったようなので、その引きつれによる痛みだったのかもしれないし、誰でも起こるホルモンバランスの変化による痛みだったのかもしれません。
でも、痛みがないなら安心ということではないので、何の症状がなくても定期的にがん検診を受けることは早期発見にもつながるので大変大切なことです。
更年期の胸の痛み・・・いつまで続く?
更年期に入るまで胸の痛みをあまり感じたことがなかったので、この痛みが結構しんどく感じます。。。
いったいこの痛みはいつまで続くのでしょうか?
答えはやはりホルモンが関係しています。
エストロゲンが減りプロゲステロンが増えるといった女性ホルモンの変動が、更年期女性の胸の痛みを引き起こしているわけですから、ホルモンの変動が終われば不快な痛みは消えていきます。
つまり、閉経を迎えれば女性ホルモンが原因の胸の痛みは消えていくということです。
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PMSのように生理前だけ痛いというわけではなく、私の場合は時期も痛さの度合いもバラバラで、全く痛みがない期間が数ヶ月続くこともあります。
閉経を迎えれば終わること、そして痛みと乳がんは直結していないことが分かり少し安心しました。
でも、直結していないからこそ痛みがないから安心ということではありません。
乳がん検診はやはりとても大事!
これからも定期的に受診していこうと思っています(^^)
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