先日、中学時代からの友人2人に数年ぶりに会ってきました。
最後に会ったのはコロナ前なのでおよそ3年ぶり。
久々に会えてとても楽しい時間でした。
この年代になると、話題に上がるのはだいたい家族のことや自分の体調のこと。
この日もこの話題で大盛り上がりでした。
友人2人のうち、1人は更年期の症状は全くなし。
もう1人は更年期症状に加えて膠原病、パニック障害を併発しています。
更年期症状のある友人は、血圧の上昇やめまいに突然襲われることがあり、その不安感から精神状態も不安定になり服薬も続けています。
救急車で運ばれたこともあったので、私はこの友人の方が私よりも何倍も苦しい思いをしているのだろうと思っていました。
その日、体調の話になった時、私がふと「私よりも更年期ひどいし色々大変だよね・・・」とその友人に言ったらこう返してきたんです。
「そうかな?私は○○(私)みたいに不整脈とか胃の不調とかないからさ・・・○○の辛さが分からないから何とも言えないよ」
こう言われたときに、「私より大変」なんて軽々しく言ってしまったことを恥ずかしく思いました。
本当に友人の方が大変なのかもしれないけど、友人の辛さが分かっているかのように言ってしまったことをとても恥ずかしく思ったんです。
何を分かった風に言ってるんだ私は、と。
同じ更年期でも症状が違えば辛さを比べることなんてできません。
自分に起きていないことを比較対象にすることなんてできないんですよね。
辛さはその人本人にしか分からないものです。
それに、めまいは我慢できるけど動悸は我慢できないという人もいればその逆の人もいます。
その人を取り巻く環境によっても違いは出てきますよね。
仕事をしている人、子供がいる人、独身の人、介護をしている人・・・人それぞれ違う生活をしていて、更年期症状がその生活にどのように影響しているか、それは本当に千差万別で人それぞれ違います。
そう考えると、更年期の症状を人と比べるなんて本当に無意味なことなんですよね。
「私より大変そう」「私の方が辛い!」「軽くてうらやましい」
ありがちな言葉ですが、まったく説得力のない言葉だということに改めて気付かされました。
そもそも、「軽くてうらやましい」なんて言われたらアタマくるけど(笑)
その友人は仕事をしながらも症状と闘い続けていて、今はだいぶ体調が落ち着いてきたとのこと。
「更年期はほんとに辛いし怖いし先が見えないよね」とお互い共感できるのがとても嬉しかったし心強かったです。
元気なもう1人の友人をビビらせてしまいましたが( *´艸`)
何はともあれ、自分を心配してくれる友がいるというのはほんとにありがたいことです。
一生の宝物ですね。
最近、ぐったりしている私に向かって中2息子が「更年期っておばさんってことらしいよ」と真顔で言ってきました。
やはり、一般的には更年期なんてそのようなイメージなんでしょうね。
「はい、そうですけど何か?」
と返しておきました。
まぁ、言わせておけば良い。
若くて元気な息子に私の気持ちが分かるわけないですからね(^^;
いつか息子もおじさんになれば体の不調と直面する時が来る。
その時に、更年期をバカにしたことを悔いてくれれば良いなと思っています。
きっとその頃には忘れてるんだろうけど(-"-)
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